坂本龍馬

坂本龍馬フェス

私が好きな坂本龍馬が登場する作品をおすすめしたいと思います。

 

「新選組!」

大河ドラマ「新選組」

坂本龍馬を描いた作品となると、やはり大河ドラマの「龍馬伝」になるのかなと思います。福山雅治が演じる龍馬は注目を集め「~ぜよ」と言う語尾は流行り言葉にもなりました。

しかしここは違う視点から楽しめて龍馬はもちろん幕末全体が手に取るように分かってしかも抜群に面白い大河ドラマの「新選組!」をおすすめしたいと思います。

大河ドラマ第43作目で三谷幸喜が脚本を書いており、 主人公である近藤勇の生涯を中心とした幕末が舞台の熱い青春物語です。新選組がメインではあるのですが第1話から江口洋介が演じる坂本龍馬が登場し、重要な場面では必ず龍馬がからんできます。

笑いと涙のヒューマンなドラマは全く飽きずに楽しめます。まさに三谷ワールド全開の青春群像劇で毎回楽しく見続けることが出来る名作と言えるでしょう。1番好きな大河ドラマや、1番泣ける大河ドラマ、などのランキングでは常に上位に位置していることからも、その内容の良さは証明されていると思います。

キャストも意外性があり魅力的で三谷ワールドにぴったりハマっています。主役の近藤勇に扮した香取慎吾を始め、ハマり役とも言える土方歳三を演じた山本耕史や沖田総司役の藤原竜也、そしてオダギリジョーや堺雅人など当時はまだ若手だった俳優達が多く活躍しています。

中でも際立っていたのが芹沢鴨を魅力たっぷりに演じた佐藤浩市とその愛人役の鈴木京香です。二人が醸し出す大人の色気はドキっとします。自由奔放な龍馬を江口洋介がやんちゃな感じで演じているのも好感が持てました。

幕末を駆け抜けた近藤勇と新撰組となっていく仲間たちの友情と別れ、そして坂本龍馬や幕末志士たちとの関わりを時に愉快に時に切なく描きます。坂本龍馬が主人公のドラマだと、どうしても近江屋で龍馬が絶命するところで物語が終わってしまいます。しかしこの「新選組!」では当たり前ですが龍馬が死んだ後も物語が続きます。

徳川幕府や新選組はどうなるのか、薩摩や長州はどうなるのか、龍馬の意志や想いは後世に伝わるのか、など明治になる直前まで確認できるのです。もし龍馬が生きていたらこの時どう動いただろう、何をしただろう、などと思いを馳せながら見るのも楽しいと思います。

近藤らが京都へ行く前に鍛錬をしていた東京の試衛館道場でのドタバタとした大騒ぎぶりはホームコメディ的な陽気さもあり、大河ドラマのイメージからは良い意味で逸脱していて楽しく見れます。近藤勇と坂本龍馬、桂小五郎らがまだ無名のころに一堂に会して談笑する場面などは史実かどうかは置いておいてワクワクしますし自由度の高さも魅力に感じました。

そして中盤から京都に舞台を移し道場仲間が新撰組となってゆくのですが、前半の陽気なテイストが次弟に影を落とし、次々と粛清され死んでゆく隊士たちの悲哀や苦悩を痛切に描いてゆきます。前半の陽気なテイストが後半になるとグッと重く切ないテイストになってゆくので、その対比が実に見事でより物語に深みを持たせることに成功しています。

幕末の史実を丁寧に見せることにも定評があり、有名な桜田門外の変や芹沢鴨の暗殺など見どころも満載で、新選組の名を一気に轟かせた池田屋騒動あたりから俄然と物語が加速して畳み掛けるように面白くなってゆくので全く目が離せなくなります。

特筆すべきは堺雅人が演じる新撰組の頭脳とも言える山南敬介の最期を描いた「山南脱走」「友の死」の見事さです。まさに神回と言える出来ばえで涙なしでは見られません。ここまでボロボロ泣いたことはないと言うくらい号泣してしまいました。山南さんの死の後も多くの隊士たちが命を失ってゆくので辛く哀しい回が続きます。

仲のよかった坂本龍馬とも思想の違いから対立していく近藤勇。新選組が龍馬の敵となっていく関係性もなんだか切なくて見ていてやりきれない気持ちになりました。もちろん龍馬のエピソードも所々でしっかり描かれています。寺田屋で襲撃された時お風呂に入っていたお龍が半裸状態で龍馬を救ったエピソードや、その後の日本初と言われる新婚旅行なども描かれています。

多くの龍馬が登場する作品と同じく所狭しと日本中を自由に飛びまわる龍馬の行動力には相変わらず驚きますし感心させられます。そして龍馬の最期は大げさに劇的に描くのではなく、どこか淡々とあえてあっけなく描かれていたように思います。それが逆にリアルに感じました。

青春群像劇は龍馬が死んだ後も続き、鳥羽伏見の戦いや戊辰戦争を描き、近藤勇の死をもって終わります。動乱の世を己の志と刀一本で生き抜いた彼らの物語は多くの反響を呼び、後日スペシャル版として「土方歳三最後の1日」も特別放送されるなどの人気ぶりでした。

特別ドラマ「新選組!!土方歳三最後の一日」

DVDをレンタルして見る方は止め時が分からず何話も続けて見てしまうと明け方になってしまうので注意が必要なほどです。ぜひこの作品を見て龍馬を始め幕末を駆け抜けた男たちの熱い息吹を感じてみて下さい。

 

「龍馬伝」

大河ドラマ龍馬伝

1番好きな坂本龍馬が登場する作品として「新撰組!」を挙げましたが、龍馬が主人公の作品となるともうこれしかないでしょう。2010年に放送された第49作目のNHK大河ドラマ「龍馬伝」です。主人公の龍馬を福山雅治が演じることで大いに話題となった作品です。

テレビドラマとしては珍しく映画の撮影手法で撮られた映像も話題になり、その画質やアングルなどのこだわりも作品の魅力につながっていると思います。芝居が終わってもカットを掛けない、10分超え当たり前の長廻し、現場への台本持ち込み禁止といった、キャストとスタッフの緊張感を高める演出も行なわれたそうです。

平均視聴率が18.7%、最高視聴率24.4%という好成績を納め、香港や韓国、台湾やタイなどでも放映され、各テレビ賞も受賞。原作のないオリジナル脚本はあらゆる龍馬のいいとこ取りを実践しているかのようで型にはまらない龍馬像を描けていると思います。

龍馬を描いた作品としては珍しく、後に三菱財閥の創業者となる同郷の岩崎弥太郎の視点から龍馬の生涯を描くという斬新さもおもしろい。その岩崎弥太郎を演じたのが香川照之であり、あたかもダブル主演のような怪演と存在感に見入ってしまうことでしょう。

全4章からなる構成も斬新で、エピソード2などの表記が出たときは「新しい」と思い、何か違うことをやろうという気概が見えたものでした。「竜馬がゆく」など多くの作品からの影響を感じますが、初期の土佐時代はより丁寧に描かれていると感じました。

特に印象に残るのが、土佐での上士と下士に分かれている武士の上下社会をリアルに描いた少年時代の描写でしょう。その後の龍馬の思想や行動力に大きな影響を与えたことがひしひしと伝わってくるエピソードです。

この出自に龍馬の全てが集約されてると言っても過言ではない、母の死などはトラウマとも言えるほどの劣等感。生まれた家の違いだけでの理不尽な差別や不平等な扱いに疑問を持ち覆したいという強い思いが龍馬の根底にあることが伝わります。

これを見返してやると奮起するところから龍馬が躍進し、数々の偉業を成し遂げ歴史に名を残すことが出来たのでしょう。そう思って見ると初期の土佐藩のありかたや龍馬の出自を丁寧に描いた手方が実に見事に思えてきます。

脱藩してからの偉業の数々はそれぞれ多くの小説やドラマで描かれていますが、幼少期の出自こそ、このドラマの見どころなのかもしれません。蛇足ですが初恋の相手となる広末涼子が演じる平井加尾が可憐でとてもかわいかったです。

大河ドラマ龍馬伝はU-NEXTで配信されており、NHKオンデマンド特選パック(月額税込み972円 )に申し込めば、全話見放題で視聴することが出来ます。「U-NEXTを無料トライアル期間だけで解約する方法」の通りに申し込みをしてもらえると600円分の無料ポイントが貰え、そのポイントを特選パックの視聴代に充当することができますから、実質372円だけで龍馬伝を全話視聴することが出来ます。

ただし無料トライアルは31日間だけなので、その期間内に全話見終わらなければ月額1,900円の有料契約にスイッチングしてしまいますのでご注意ください。有料契約移行後は毎月1,200円分の無料ポイントを貰えますので、このポイントをNHK特選パックの視聴料として支払えますので、NHK特選パック自体は追加料金無しで視聴できますけどね。

 

「JIN -仁-」

TBSドラマ「JIN-仁-」

現代から幕末へタイムスリップした医師の活躍を描く人気コミックが原作のテレビドラマです。「現代の医師がもし幕末へタイムスリップしたら?」を描いたSF要素の強い医療漫画です。

西暦2000年の現代から幕末の日本へタイムスリップした脳外科医、南方仁を大沢たかおが演じています。坂本龍馬を演じるのは内野聖陽さんで、仁との不思議な友情が描かれており、もし自分が龍馬に会ったらどうしよう、などと妄想が広がる楽しさもあります。

タイムスリップにより過去の人間の運命を変えてしまっていることを自覚しつつも人々を救うために奔走する現代の脳外科医の苦悩。現代の西洋医学の知識を駆使し、幕末の人々の協力を得て近代医療を幕末の日本で実践していくという痛快さもあり人情も感じる歴史SFロマン。

原作者の村上もとかさんは幕末の遊郭の遊女たちが性病や結核などの病気のため平均寿命が短かったということを知り悔しい思いをしたことが、執筆のきっかけになったそうで、その悔しさを晴らすために現代の医者が過去に行って治療することを思いついたそうです。

さらに本当の医者から「たとえ現代と同じ医療器具や薬はなくても、できることはいろいろある」と言われたことも執筆の後押しとなったようです。

コミックの人気からテレビドラマ化へとつながり、その着想のおもしろさからドラマシリーズも話題を集めました。ちなみにコミック版は村上もとか氏が原作で、全13巻で発売されています。「U-NEXTの無料トライアルポイントで漫画をタダ読みする方法」の方法を使えばU-NEXTの無料トライアルで1冊読むことができますね。

TBSで放送されたドラマは視聴率は20%超えを達成し、高視聴率をキープしながら最終話では瞬間最高視聴率29.8%を記録。この年に放送された全民放局の連続ドラマ視聴率の中で最高となりました。作品への評価も高く、国内外で33ものテレビドラマに与えられる賞を受賞しています。

特筆すべきは「JIN」での坂本龍馬役がハマり役だと注目を集め、ここから人気が出たともいえる内野聖陽でしょう。その風貌から登場した瞬間に「あ、坂本龍馬だ!」と思いましたし、結構ワクワクしたことを覚えています。

龍馬の豪快さや底抜けの明るさ、枠にはまらない考え方などをうまく体現し、龍馬の持つ行動力や直感力に泥臭さまで表現できていました。そして不思議な友情が芽生え親友となった主人公、南方仁と坂本龍馬の交流も見どころのひとつですが、中でも近江屋での暗殺シーンは見ごたえがありました。

ドラマでは仁の助言により同日同時刻での龍馬の暗殺はまぬがれましたが、そのあと護衛に当たっていたはずの東修介の刃に額を切られるという展開になります。龍馬と同時に斬られるも数日長く生き延びて龍馬の最後を語った中岡慎太郎ですが、ドラマでは近江屋に新選組が押し入り中岡が先に切られて亡くなっていました。

いろいろな歴史のズレが生じてはいるのですが、ツッコミを入れながらも楽しく見れる良く出来たドラマでした。

 

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